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2015年5月19日 (火)

大阪都構想ってシルバー民主主義で否決されたのでしょうか?ちょっと検証してみました。

 2015年5月17日に大阪市で大阪都構想に対する住民投票が行われ、反対多数で否決されました。ネット方面をウォッチしてみると「反対は70代以上だけで、他の年代はみな賛成だった」といういわゆるシルバー民主主義への憂いにあふれています。

 まずはこちら、読売テレビが放送した読売テレビと読売新聞の共同調査の数字をグラフに起こしてみました。

2015y05m18d_232825079


 たしかに20代~60代まで男女ともに賛成が反対を上回っています。、これを正しい調査結果だとしてみるとシルバー民主主義ですねぇという感想が出てくるのは自然です。

 でもちょっと待ってください。はたしてこれは適切なグラフなのでしょうか?年代別の人口や投票率がまったく考慮されておらず、投票した人を100として割合を出しただけのグラフです。なにやら怪しいグラフだなぁととおもったので、大阪市の世代別の人口と、平成23年の大阪市長選挙の年代別投票率調査の結果から推測してみました。これらデータを少し補正(後述)をかけた結果が下記のグラフです。

2015y05m19d_000353083

 20代少なっ!!ってのはよく分かります。有権者数はそれほど差が出ていないにも関わらず低い投票率のせいで賛成も反対の「結果に影響するほど十分な投票数がある」とは言い難い結果になりました。また、70代女性の反対票の多さというのもわかります。最終的な逆転は女性の70代で起こったように見えるので、早速ですが累計グラフを作って確認してみました。

 
2015y05m18d_235822116


 なるほど、最後の70代の男女で逆転されていますが、だからといってこれがシルバー民主主義だといっていいものかどうか私には判断できません。40代のアドバンテージが70代で逆転したといってもいいのでは?

 以上、ざっと調べてみて手に入れられるデータで推測値を作ってみましたが、さて真相は如何に?


【補正方法】
 読売テレビの調査は当日の出口調査ということでしたので、期日前の調査のデータを参考にさせていただいて、期日前投票の推定値として男女別・年代別のデータを作りました。期日前の推定値として17%、読売テレビのデータを投票日当日の推定値として83%をかけて合算しました。最後に賛成票に103%反対票に114%をかけて合計数を実数に合わせ、増えた分を棄権から差し引いて(市長選の投票率は55%なので11%上澄みが必要)理論値としました。

謝辞:アドバイスいただいた実積先生ありがとー♪
 
 

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